サーキュラーエコノミー

経営戦略とのつながり

当金庫では、パーパスの実現に向けて事業運営を進める経営の羅針盤として2024年3月に中期ビジョン(Nochu Vision2030)を公表し、「2030年のありたい姿」のひとつとして、「地球環境・社会・経済へのインパクト創出:協同組織と金融の力で、持続可能な環境・社会・経済の実現に向けて、ポジティブ・インパクトを創出し続けていたい」を定めています。当金庫では、「気候変動」「生物多様性」「循環経済」の3つを重点的に取り組む分野として掲げており、「循環経済」では会員や投融資先との連携を通じてサーキュラーエコノミー、循環型農林水産業への移行に貢献することを目指しています。

サーキュラーエコノミーに関する機会の認識と戦略

当金庫は、循環経済への移行は、ファイナンス関連のビジネス機会であると捉え、循環経済に貢献する、または、それらへの取組状況を投融資戦略や判断に組み込んだサステナブル・ファイナンスを通じて、付加価値を提供しています。
また、循環経済の実現に向け、イニシアティブに参画し、産官学の連携の中で意見発信やルールメイキングを行っています。

当金庫が参画するイニシアティブ

サーキュラーパートナーズ
2023年3月に策定した「成長志向型の資源自律経済戦略」に基づき、サーキュラーエコノミーの実現を目指し、産官学の連携を促進するためのパートナーシップ。
PRB 循環経済・生物多様性ネクサスワーキンググループ
国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が策定した責任銀行原則(PRB)の署名銀行によって構成される、循環経済(サーキュラーエコノミー)に関するワーキンググループ。

地域における循環経済への移行向けた取組み

当金庫は、各支部店において、様々なステークホルダーと連携しながら循環経済への移行に向けた取組みを進めています。下記に紹介する事例については、今後も継続して進めていくとともに、他地域への横展開も検討していきます。

地域資源の有効活用を通じたサーキュラーエコノミーへの貢献

小川香料株式会社(以下、当社)における岡山県産農産物の知名度向上や地域活性化の取組みに貢献するため、当金庫は、当社および全国農業協同組合連合会岡山県本部と事業連携協定を締結しました。
本取組みは、JAグループのネットワークを活用して農林水産物の未活用資源(廃棄される果物の皮等)を持つ生産者と当社をマッチングし、当社が未活用資源を使用して香料原料を開発するものです。具体的には、岡山県の名産品である桃の生産過程において摘み取られていた桃花を活用した「岡山県産桃花」の香料開発や、加工品製造過程で廃棄されていた白桃の皮やマスカット・オブ・アレキサンドリアの残渣を活用した「岡山県産白桃」、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の香料開発が実現しました。名産品を香料の原料として使用することで、その知名度やブランド向上も期待されます。
従来は廃棄されていた未活用資源を活用することで、農林水産業者の所得増大、環境負荷の軽減を図るとともに、香料を通じた農林水産物の付加価値向上を目指して地域一体となって取組みを進めています。

~JA全農おかやまよりご提供~

規格外野菜有効活用による持続可能な地域農業支援

地域農業支援および資源循環社会の実現に向けて、当金庫は、JA島原雲仙と長崎バイオパーク(動物園)をマッチングし、 JAの選果場や農業の現場等で発生する規格外野菜を動物の餌として有効活用する取組みを2023年度より開始しています。また、2025年より九州全域をカバーする九州西濃運輸株式会社と連携し、長崎バイオパークのニーズを確認のうえJA島原雲仙の選果場で規格外野菜を集荷した後、長崎バイオパークに運送する仕組みを構築しました。
本取組みの構築により、2025年2月~2026年3月にかけて、10,380kgの規格外野菜を有効活用できています。この規格外野菜有効活用量は当初取組み時よりも10倍程度まで増加しています。また関係者と連携しながら、長崎県内外の動物園にも取組みを拡げています。

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