投資ビジネス

JAバンク・JFマリンバンクの運用の最終的な担い手として安定した収益を追求

高度なリスクマネジメントのもと
国際分散投資を通じて、中長期的な安定収益を確保

 JAバンク・JFマリンバンクの資金を最終的に運用する役割を担っているのが、私たち農林中央金庫です。そのため、投資ビジネスでは中長期的に安定した収益を確保し、運用益を会員に還元し続けていくことを究極の目的として、スケールメリットを活かした効率的な運用を行っています。
 この目的の実現を目指し、日本が低金利時代に入った20年ほど前から、グローバルな金融市場を舞台として、いち早く「国際分散投資」に取り組んできました。ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、香港、北京、シドニー、アムステルダムの各海外拠点を活用し、グローバルなネットワークを構築。豊富に得られる情報を精査したうえで活かし、限られた市場・資産に集中投資するのではなく、リスク・リターン特性の異なる幅広い市場・資産に分散投資することにより、ポートフォリオ(運用資産)全体のリスクを抑制しています。
 特に外貨建て資産の運用に際しては、変動が大きくなりうる為替リスクを極力ヘッジしています。
 私たちは、中長期的な収益の安定化を極限まで追求するため、投資手法やリスクマネジメントについて不断の見直しを行い、国際分散投資の高度化に挑戦し続けています。
 また、投資ビジネスでは、サステナブル・ファイナンスにも取り組んでいます。たとえば、ジェンダー平等を重要なテーマとする債券への投資や世界最大規模の水素インフラファンドへの出資などを積極的に行うことにより、持続可能な環境・社会や農林水産業の発展を投資の面から後押ししています。

資産運用ビジネスを一層強化
──農林中金グループ一丸となって収益源の多様化に取り組む

 資産運用ビジネスを強化するという方針のもと、私たちは2021年度、クレジット・オルタナティブ投資の運用機能を、グループ会社である農林中金全共連アセットマネジメント(NZAM)に移管し、また、新たに農林中金キャピタル(NCCAP、プライベート・エクイティ投資)、農中JAML投資顧問(NJIA、国内不動産私募リート運用)を設立しました。
 NZAMは景気サイクルに応じたフルラインナップでの商品提供が可能となり、2022年8月にクレジット旗艦ファンドを立ち上げて商品提供を開始。NJIAは国内不動産私募リートの運用に着手し、農林中央金庫も出資し、優良な円建て投資機会を提供しています。今後も私たちの運用経験をお客さまの多様なニーズ(ESG商品を含む)に役立てていきます。
 また、農林中金本体とグループ会社がより一体的に機能することを目指し、農林中金においても、投資フロント部署である開発投資部のなかに資産運用ビジネスをサポートする専門チームを新設。グループ一丸となって資産運用ビジネスを強化していくところです。景気変動に左右されにくい運用手数料の獲得による収益源の多様化を通じて、投資ビジネスでの収益の増加と安定化、ひいては存在意義(パーパス)の発揮につなげていきます。

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