収益源の分散化
当金庫は、豪州ノンバンクである「Columbus Capital PtyLtd」が組成する、豪州ソーシャル住宅ローン証券化案件に対し、最大957.6百万豪ドルを投資する契約を締結しました。本案件は、裏付資産の一部に豪州の障がい者向けの特別仕様住宅を対象とした住宅ローンを組み入れた、世界初のファイナンス案件です。
本案件は、国際資本市場協会が定めるソーシャルボンド原則に準拠して組成され、第三者評価機関による外部評価も取得しています。また、本案件の裏付資産には、豪州政府の障がい者支援制度の認定を受け、障がい者の生活ニーズに配慮した設備・構造を備える住宅を対象としたローンが組み入れられています。
本件対応は、国際分散投資による安定的な収益機会を確保すること、そのうえで社会課題の解決に資する裏付資産への投資を通じて包摂的な社会の実現に貢献することの2つを両立している点が特徴です。当金庫としては、引き続き収益源の多様化・収益性の向上とあわせて、環境・社会課題の解決にも資する投資の実践にも注力してまいります。
担当 VOICE
収益性の確保と社会課題への貢献の両立を目指して
クレジット投融資部
松田 匠人
本案件はこれまで当金庫が豪州RMBS市場で安定的に投資を行い、案件ごとの丁寧な分析と市場関係者との対話による信頼関係の構築が土台となっています。 前例のないファイナンス案件でもあり、従来の住宅ローン案件とは異なる視点での理解を深めることが不可欠でした。オリジネーター、アレンジャー、格付機関と密接に連携しながら、当該資産の特性やリスクについて理解を深めたうえで、投資実行にいたりました。
こうしたプロセスを通じて得られた知見を、当金庫が長年にわたり培ってきた豪州RMBSへの投資実績・分析ノウハウと照らし合わせることで、社会的意義を踏まえたうえで、適切にリスクを見極めた案件分析が可能になったと考えています。 当金庫のパーパスである「持てるすべてを『いのち』に向けて。」を体現すべく、収益性の確保と社会課題への貢献の両立を目指してまいります。
- ※ 肩書等は2026年7月末時点