- ※ 写真:プログラム導入JAとのキックオフミーティング風景
JAバンクでは、JAによる貸出業務(農業融資・住宅ローン等)を強化する「貸出強化支援プログラム」という取組みを2018年度より進めています。当金庫本店・JA信農連(または当金庫支店)等がチームアップし、本プログラム導入JAを支援します。支援内容は、主に①貸出業務の体制整備と②営業力の強化に分けられ、①は約6か月、②は約9か月の期間をかけて取組みを進めています。
①体制整備段階では、導入JAの管内地域におけるマーケティング分析等を行いつつ、JAの役員・信用部門職員はもとより、審査部門や営農経済部門の職員にもインタビューを行い、貸出業務にかかるJAの考えや課題認識を把握します。そのうえで、既存の貸出業務フロー等の確認および効率化を検討しながら、複数回のワークショップを行い、導入JAにとって最適な貸出業務の体制を提案します。
②営業力強化の段階では、整備された体制をもとに、今後の貸出推進(営業)戦略検討や勉強会を通じた知識の底上げ等に取り組みます。JAによる担い手・住宅関連会社等への訪問にあたっては、当金庫やJA信農連が同行する等の営業力強化に向けたサポートを実施します。また、実績の伸長には取組みのPDCA管理とJA内部での情報共有が欠かせません。JA内部での実績検討や情報共有の枠組み作り・運用支援も行い、プログラム終了後もJA自身で取組みを継続できる仕組みを構築しています。
2024年度までの累計で延べ84JAに本プログラムを導入してきました。導入JAでは貸出残高および新規実行額ともに全国平均と比べても堅調な実績を上げており、取組みの成果が表れています。また導入したJAからは本プログラムを通じて貸出強化の重要性が組織内に浸透したとの声もいただいています。なお、貸出業務はJA自身の収益力強化に加え、JAが金融仲介機能を発揮するうえでも重要な業務です。本プログラムを含めた様々な取組みを通じて、組合員・利用者目線でのサービス提供に注力してまいります。
担当 VOICE
総合的な金融ニーズを満たす価値提供が地域の未来を創る
JAバンクリテール実践部
貸出強化実践グループ 部長代理
遠藤 達平
貸出強化支援プログラムは、JAの貸出強化に向けた出向く(営業)体制作りと営業力の強化を支援するプログラムで、農業融資や住宅ローンをはじめとしたJAバンクローン等の貸出の強化を目指しています。
出向く体制の構築にあたっては、全国一律の決まった形を展開するのではなく、JA役職員のみなさまと議論を重ね、JAの経営方針や課題、地域性等の実情を踏まえたJAごとのオーダーメイドの体制を構築するため、本プログラムの支援期間終了後もJA自身で取組みを継続できる点が特徴の一つです。
JAは地域に根ざした金融機関として、長期安定的な事業運営を行っていくことが求められています。貸出の強化を通じた収益基盤、事業基盤の維持・拡充によりJAの持続的な事業運営の実現に取り組むことは、組合員、利用者のくらしを豊かにすることにも繋がりますので非常に重要であると考えています。
農業融資や住宅ローン・マイカーローン等の対応強化を通じ、地域農業を支える担い手が安心して農業に取り組める支援をすること、地域で新たに生活基盤を整えたいという方のニーズに応えることは、「農業の持続性」「地域活性化」の観点で非常に重要な意味を持ちます。組合員・利用者の総合的な金融ニーズを満たす価値を提供することで、JAのみなさまとともに地域の未来を創っているという自負を持って私たちは貸出強化支援プログラムに取り組んでいます。
引き続き貸出の強化に取り組んでいくことで、JAの長期安定的な経営の実現、地域活性化に貢献してまいります。また住宅ローン、マイカーローン等の一部の資金では非対面取引も広がってきています。JAの強みである対面取引の重要性は変わりありませんが、JAが地域の身近な金融機関であり続けるためには、JAの金融サービスをより便利に、より多くの方へご利用いただけるようJAバンク全体で非対面取引への対応も進めていきたいと考えています。
- ※ 肩書等は2025年7月時点