ニュースリリース

「尾浜地区復興交流広場」への木製品寄贈について

2020年9月30日

相馬地方森林組合

農林中央金庫福島支店

「尾浜地区復興交流広場」への木製品寄贈について

 森林組合系統ならびに農林中央金庫は地域社会への貢献を目的に、地域材を活用した木育活動や木製品の寄贈に取り組んでまいりました。このような活動を通じて「森林と国産材利用の大切さ」、「森林組合系統と農林中央金庫の社会的役割」を広く発信しております。

 このたび、こうした取り組みの一環として相馬地方森林組合・農林中央金庫福島支店は、 10月16日に開園する『尾浜こども公園』内の『尾浜交流館』に、県産材を用いた木製ベンチ12基を製作、寄贈いたします。これにあたり9月30日、相馬市役所にて目録の授与を行うこととなりましたのでお知らせいたします。

 東日本大震災以前、相馬市内には数多くの魚市場や海水浴場があり、その多くが震災による津波の被害を受けました。特に尾浜地区は防波堤が破壊され、松川浦港をはじめ地区全域が壊滅的な被害を受けました。

 こうした中、相馬市は地域住民の声に基づき、「子どもたちだけでなくすべての住民が交流できる施設」を目指し『尾浜こども公園』を開園します。同園は災害市営住宅が立ち並ぶ丘のふもとに位置し、震災前、地域住民の営みが広がっていた思い出の地に整備されました。公園には、地域住民の交流を通じ、移転前の営み、そして震災の記憶を風化させることなく後世に伝える役割が期待されております。

 当組合・当金庫福島支店は、県産材を用いた木製品を『尾浜こども公園』に寄贈することで、同園が復興のシンボルとして地域住民に愛され、賑わい、ひいては豊かなまちづくりや地域の復興、生活環境改善の一助となればと考えております。

 森林組合系統と農林中央金庫は地域社会への貢献、および農林水産業の発展に向けた活動を継続してまいります。

以 上

【本件に関するお問い合わせ先】
相馬地方森林組合(鎌田)          TEL:024-422-0831
農林中央金庫 福島支店(長谷川・東)  TEL:024-552-5692

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