ニュースリリース

平成31年3月20日

いわき市森林組合

農林中央金庫福島支店

「いわき市内小中学校30校」への木製品寄贈について

　農林中央金庫は、東日本大震災による農林水産業への甚大な被害を踏まえ、平成23年に「復興支援プログラム」を創設し、森林・林業の分野においては、平成24年度より森林組合系統と連携した被災地への木製品寄贈の取組みを実施しています。

　今回、復興支援プログラムの一環として、いわき市森林組合・農林中央金庫が連携し、いわき市の地域復興を後押しするために、同市内の小中学校30校へ県産材を活用した木製テーブル・ベンチ・フラワーポット・プランターを寄贈いたしましたのでお知らせいたします。

　いわき市は県や市による復興公営住宅の整備が市内各地で進んでおり、東日本大震災による地震や津波被害によって住宅を失った市民をはじめ、隣接する双葉郡からも原発事故の被害により避難を余儀なくされている住民などが2万人以上移住してきていることから、浜通り地域の復興を牽引する拠点地域となっております。

　また、原発事故による放射能被害により、当市のみならず県内の子どもたちは森林に直接触れる機会が減少している状況にあります。当組合と当金庫は、市内の小中学校への県産材および地元いわき産材を活用した木製テーブル・ベンチ・フラワーポット・プランターの寄贈を通じて、地域の将来を担う子どもたちに対し、「木」に触れる機会を提供していくことで子どもたちの生活環境改善に貢献していきます。寄贈いたしました木製品を通して、子どもたちが木の温もりや親しみを感じながら、思いっきり遊び、そして学んで、いわき市や福島県の未来を担う人材に育ってくれることを心から期待しております。

　当金庫では引き続き、農林水産業者への支援や、子どもたちに対する木育活動の支援を継続してまいります。

以　上