ニュースリリース

「川内村国民健康保険診療所」(福島県川内村)への木製品寄贈について

平成30年7月11日

双葉地方森林組合

農林中央金庫福島支店

「川内村国民健康保険診療所」(福島県川内村)への木製品寄贈について

 農林中央金庫は、東日本大震災による農林水産業への甚大な被害を踏まえ、平成23年に「復興支援プログラム」を創設し、森林・林業の分野においては、平成24年度より森林組合系統と連携した被災地への木製品寄贈の取組みを実施しています。

 今回、復興支援プログラムの一環として、双葉地方森林組合・農林中央金庫が連携し、川内村の復興を後押しすべく「川内村国民健康保険診療所」へ県産材を活用したベンチを寄贈いたしましたのでお知らせいたします。

 川内村は、東日本大震災による地震被害を受けるとともに、原発事故の影響により村内の一部地域が避難指示区域に指定され、地域住民の方々や村の役場機能は避難を余儀なくされました。その後、役場機能については先行して平成24年4月に村内へ復帰し、村が一丸となって避難指示解除に向けた取組みを進めてきた結果、平成28年6月に村内全域で避難指示が解除され、現在では住民の方々の帰還が着実に進んでいます。

 当診療所は、震災以前から地域住民の方々に広く利用されていましたが、震災の影響により一時は避難先において応急仮設診療所としての運営を余儀なくされました。役場機能の復帰にあわせて帰村して以来、住民の方々への本格的な医療サービス提供を再開するとともに、診療体制の充実化を継続しており、現在では村内唯一の診療所として生活インフラの面から欠かせない施設となっています。また、当診療所は「川内村保健・福祉・医療複合施設ゆふね」内にあり、同施設には社会福祉法人川内村社会福祉協議会で運営しているデイサービスセンターも併設されており、高齢者の方々を中心に交流拠点の一つとしても親しまれています。

 当組合と当金庫は、当診療所への木製ベンチの寄贈を通じて、設備充実の面から地元住民にとっての豊かなまちづくりや当村の復興・生活環境改善に貢献していきます。また木の香りや温もりを感じられる木製ベンチが、住民間の交流促進や診療所利用者の「心のケア」に役立つことを期待しています。

 当金庫では引き続き「復興支援プログラム」を通じて、被災された農林水産業者の復興支援を継続してまいります。

以 上

【本件に関するお問い合わせ先】
双葉地方森林組合(秋元)              TEL:0247-73-8070
農林中央金庫 福島支店(岸田・水元・安居院) TEL:024-552-5692

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