気候変動(TCFD提言に基づく開示) ーガバナンスー

気候変動に対応するためのガバナンス

当金庫では、気候変動を含む環境・社会課題にかかる各種取組みは理事会傘下のサステナブル協議会で定期的に協議しているほか、環境・社会リスク管理に関する事項については同じく理事会傘下の統合リスク管理会議で協議しています。協議内容は必要に応じて理事会、および経営管理委員会に付議・報告しており、気候変動への対応を理事会・経営管理委員会が監督する体制を構築しています。

また、気候変動を含む環境・社会課題解決に向け取組みの推進を行うサステナビリティ統括責任者として、CO-CSuO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)を配置しています。さらに、理事会の諮問機関としてサステナビリティ・アドバイザリー・ボードを設置し、外部の意見を取り入れながらサステナブル経営の高度化を図っています。

推進体制図

会議体 主な付議・協議・報告内容
経営管理委員会
  • 2050年ネットゼロに向けたコミットメントおよび中長期目標の見直し
  • 経営計画に基づく業務運営実績
理事会
  • 2050年ネットゼロに向けたコミットメントおよび中長期目標の見直し
  • 経営計画に基づく業務運営実績
  • トップリスク選定
  • サステナビリティ・アドバイザリー・ボードの開催結果・対応
統合リスク管理会議
  • トップリスク選定
  • 投融資セクター方針の拡充
サステナブル協議会
  • 2050年ネットゼロに向けたコミットメントおよび中長期目標の見直し
  • サステナビリティ・アドバイザリー・ボードの開催結果・対応
  • サステナブル経営にかかる外部評価
  • サステナブル経営態勢
  • サステナブル経営にかかる実績と取組課題
  • ダイバーシティ推進の取組状況

サステナビリティ・アドバイザリー・ボード

2022年度は、GHG削減目標をはじめとする中長期目標や自然資本・生物多様性への対応など、当金庫のサステナブル経営全般に渡って意見交換を行いました。いただいたご意見を踏まえ、中長期目標の見直しを行うなどサステナブル経営の高度化を図っています。

ボードメンバー

氏名 所属・役職
足達 英一郎氏 株式会社日本総合研究所 常務理事
佐藤 隆文氏 農林中央金庫 経営管理委員(前 IFRS財団 副議長)
高村 ゆかり氏 東京大学未来ビジョン研究センター 教授
溝内 良輔氏 キリンホールディングス株式会社 常務執行役員

役員報酬

当金庫の役員報酬については、理事は固定報酬および変動報酬で構成し、経営管理委員・監事については、その職責を有効に機能させる観点から固定報酬のみとしています。

理事の変動報酬については、当金庫の持続可能な成長に向けた健全なインセンティブとして、経営計画において、地球環境への貢献を含むサステナブル経営の高度化、農林水産業・地域への貢献、会員の経営基盤強化のほか、職員エンゲージメントに資する目標等を設定し、その達否に基づき支給しています。 なお、変動報酬の一部は、役員ごとにエントリーした経営計画の達成度に基づく定量評価と定性評価等に基づき支給しています。

(当金庫の役員報酬制度の詳細は統合報告書 ディスクロージャー誌に掲載しています)

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