ニュースリリース

「F&A (Food and Agri)成長産業化出資枠」の設定について(お知らせ)

平成28年5月25日
農林中央金庫

   農林中央金庫(理事長 河野 良雄) は,日本の農林水産業の高付加価値化,国際競争力強化を支援するために,「F&A (Food and Agri)成長産業化出資枠」を設定することを決定致しました。

  当金庫は,中期経営計画において「農林水産業の成長産業化」に貢献していく決意を明確にし,既にこれまでにも「農業所得増大・地域活性化応援プログラム」等を通して,主に川上(生産者)に対する助成を主とした直接・間接サポートを1,000億円規模で実施してきており,今後も継続してまいります。
  一方,農林水産業の成長産業化のためには,川下(産業界)の高付加価値化・生産性向上も不可欠であり,そのためには,全農(全国農業協同組合連合会)等系統団体および国内外の産業界の企業との協働,およびそれを支えるリスクマネーの提供が必要と考えております。

  本出資枠は,こうした狙いを具体化するため,これまでの「6次化ファンド」等を包含する500億円規模の「F&A (Food and Agri)成長産業化出資枠」を設定し,高付加価値化や生産性向上等にかかるリスクマネー対応を,専門知見を持った人材とともに取組んで参ります。

  今後,全農等系統団体を始めといたしまして,本件趣旨にご賛同いただける企業・組織の方々へ幅広くお声かけさせていただき,各組織が持つ知見やネットワーク,人材・資金を活用し,案件レベルの支援から,業界全体の生産性向上を目指す施策まで,包括的に取組んでいくことを目指して参ります。

  当金庫としては,この節目は,日本の農林水産業の今後の成長産業化が実現出来るかどうかの分水嶺と捉えており,業界や企業といった枠を超えた協業体制を推進することにより,成長へ向けた岐路に立つ日本の農林水産業に貢献を果たしていく所存です。

  詳細な取組内容や成果につきましては,今後,随時皆様に公表させていただきます。

以  上

【本件に関するお問い合わせ先】
農林中央金庫 広報企画室(田口,三上)
Tel: 03-5222-2017

pagetop