ニュースリリース

平成28年7月8日
農林中央金庫
（ＪＡバンク中央本部）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　全国32信農連ベースの決算状況についてお知らせいたします。

１　損益状況
　27年度は，市場金利の低下に伴い貸出金利息や有価証券利息が減少したこと，有価証券の売却・償還損益が減少したこと等から，経常利益は1,990億円（前年比△68億円），当期剰余金は1,613億円（前年比△102億円）となりました。

２　資金動向
　貯金残高は60兆9,562億円（前年比＋2兆5,415億円）となりました。
　また，貸出金残高は6兆7,769億円（前年比△244億円），有価証券残高は18兆4,873億円（前年比△2,439億円），預け金残高は39兆2,850億円（前年比＋3兆1,621億円）となりました。
　以上より，総資産額（債務保証相当額を除く）は67兆8,721億円（前年比＋2兆9,752億円）となりました。
　なお，調達・運用資金利ざやは，前年比0.01ポイント低下の0.23％となりました。

３　自己資本比率
　自己資本比率はリスクアセットの増加や調達劣後ローンの資本算入額減少等により，前年比1.4ポイント低下の21.0％（全県の加重平均）となりました。

４　リスク管理債権
　リスク管理債権は777億円（前年比△116億円）となり，貸出金残高に占める割合は前年比0.2ポイント低下の1.1％となりました。

５　ＪＡの資金動向
　全国47県のＪＡの貯金残高は，95兆9,187億円（前年比＋2兆2,315億円，＋2.4％）となりました。
　また，貸出金残高は20兆6,361億円（前年比△3,610億円），有価証券残高は4兆1,630億円（前年比△762億円），系統預け金残高は70兆1,763億円（前年比＋2兆6,498億円）となりました。

６　平成28年度見通し
　金融市場の動向には留意が必要ですが，28年度についても引き続き安定した収益が確保される見通しです。

以 　上