ニュースリリース

平成26年３月７日
農林中央金庫

　今般，森林再生基金(「公益信託　農林中金80周年森林再生基金」，通称「FRONT80」）の第９回助成案件が決定いたしましたので，お知らせします。

１　当金庫は，国内の荒廃した森林の再生が，森林の多面的機能の持続的な発揮につながるよう，平成17年3月，創立80周年を機に森林再生基金（FRONT80）を創設し，民有林の再生と保護・保全を通じた社会貢献事業に取り組んでいます（別紙１，２）。

２　森林再生基金は，毎年，多数の応募の中から民有林の再生につながる優れた活動を選定し，費用の助成を通じた活動支援を行っています。当初，信託財産10億円で設定し，昨年度まで（第１回～第８回）に，合計45の案件に対し，総額826百万円の助成を行っています（別紙３）。
　　　
３　本年度（第9回）は，22件の応募の中から，継続性，波及性，緊急性等の観点から審査が行われ，７案件，合計116百万円の助成が決定されました（案件概要は別紙4のとおり）。

　今回の決定案件は，離島のハンディの克服など，それぞれの地域が抱えている特有の課題等を解決し，これまでの取組みを一歩前に進めることにより，荒廃した民有林を再生し，森林の多面的機能を持続的に発揮させることを目指しています。

・具体的には，集約化した森林において，更なる低コストで効率的な間伐作業方法の確立や，木材の有効活用等による販売収入の確保に努めることより，採算性の向上を目指すという事業が多くなっています。
・また，事業地を森林づくりのモデル林として活用し，森林所有者の経営意欲の向上と，それによる持続的な森林管理に結び付けていこうとしています。

４　今後のスケジュール
平成26年４月　　　 FRONT80（第9回）決定案件の事業スタート
平成27年３月　　　　　　　〃　　　　　　　事業終了
８月頃　　　　　　 　 　　　　〃　　　　　　　事業発表会

以　上