分野3:サステナビリティ経営の推進

本分野では、客観性・透明性の高い経営管理態勢のもとで、事業活動を通じた環境・社会の持続可能性の確保に努めます。また高度な情報開示の実施に加えて、ステークホルダーのみなさま、有識者の方々と定期的に意見交換をすることにより、サステナブル経営の不断の検討・改善を重ねます。

課題と取組方向

課題 取組方向
課題3-1 透明性のある組織統治体制の確保 客観性・透明性の高い経営管理体制の実現に向けて、不断に取り組む。
課題3-2 環境や社会に関するリスク機会の管理強化 社会情勢やステークホルダーの声を踏まえたサステナブル重要課題の特定と、リスクや事業機会の検討を継続的に実施し、高度な情報開示を実現する。
課題3-3 ステークホルダーエンゲージメントの強化 ステークホルダーとの対話を継続的に実施し、意見を反映させた当金庫らしい事業創出、社会貢献活動を展開する。

主な取り組み

  • サステナビリティ・アドバイザリー・ボードの設置
  • ステークホルダーとのサステナビリティに関する意見交換
  • 系統全国連をはじめ協同組合組織との連携強化

関連するSDGs

ステークホルダーエンゲージメントの強化

農林中央金庫のステークホルダー

  • JA(農協)、JF(漁協)、JForest(森林組合)などの会員
  • 会員の組合員(農林水産業に従事するみなさま)、農林水産関連企業をはじめとする預貯金や貸出のお取引先
  • 地域社会のみなさま
  • 金融機関や市場参加者、業務委託先など業務全般にわたるビジネスパートナー
  • 行政
  • 職員

当金庫の経営や日常の業務活動と密接な関係にあるステークホルダー(利害関係者等)との信頼関係は、一朝一夕で築き上げられたものではなく、設立以来の歴史のなかで営々と築かれてきたものです。
この信頼関係は、当金庫にとって大切な財産であり、基本的使命や社会的責任を果たしていくためにも、将来に向けて若者世代も含めて一層強固な信頼関係を維持・構築していくことが大切です。
そのためにも、ステークホルダーに対して、ディスクロージャーやアカウンタビリティーを重視し、透明性の高い組織風土を構築していく努力を続けていきます。

会員との意見交換

系統が一丸となったサステナブル経営の実践に向け、会員との意見交換を行っています。
JAグループにおいては、全国段階のJA全中・JA全農・JA共済連等とともに「SDGs連絡会」に参加し、サステナビリティにかかる世の中の情勢や、農林水産業・地域の持続可能性に向けた取組みについて意見交換を行っています。
また、JAバンクとしての取組みについて、都道府県段階のJA信農連との意見交換会を行っています。2021年度は、JA信農連における気候変動対応および開示の在り方について意見交換を行いました。
さらに、森林・林業の取組みについては全国森林組合連合会と、水産業の取組みについては、全国漁業協同組合連合会と意見交換を行っています。

多様なステークホルダーとの対話

当金庫は、国内外でさまざまなステークホルダーと対話を積極的に行い、お客さまのサステナビリティにかかる取組みの支援やビジネスチャンスの創出につなげていきます。

トピック

次世代を担う若者との対話

イノベーションラボ「AgVenture Lab」(アグベンチャーラボ)では、社会課題の解決を目指す学生起業家を支援するため、学生を対象としたビジネスプランコンテストを開催しました。
全国の大学、大学院、高等専門学校、専門学校から応募のあった76件のアイデアから10件のファイナリストを選出。2022年2月に開催した表彰式では、ファイナリストそれぞれがビジネスプランを発表のうえ、参加者同士での連携を深めました。
JAグループは、こうした若者との協働・連携に向けての対話を積極的に行っています。

表彰式の様子

トピック

欧州現地法人におけるお客さまとの対話

農林中金ヨーロッパ(Norinchukin Bank Europe N.V.)では、サステナビリティ関連の市場リサーチのお客さまへの提供・対話を通じて、日系企業を中心としたお客さまのビジネス機会獲得をサポートしています。

担当者の声

農林中金ヨーロッパ
シニア・リサーチアナリストリック テルフォート

リック テルフォート

当金庫グループのお客さまの新たなビジネスチャンス獲得を支援するため、サステナビリティに関する対話を行っています。お客さまにとって付加価値のある市場リサーチ機能を提供するため、オランダのヴァーヘニンゲン大学(WUR)、農業分野の協同組織金融機関であるラボバンクやクレディアグリコルなどと密に連携しています。WURとはインターンシッププログラムを開始しており、WURの理学修士課程の学生が農林中金ヨーロッパで6ヵ月間の研究インターンシップを行い、サステナビリティに関する重要なトピックについて共同で研究を行っています。また、植物性タンパク質などのサステナビリティにおける市場開拓は今後の事業展開にとって重要なテーマであり、2022年3月にオランダ経済・気候政策省企業誘致局(NFIA)東京事務所が主催した外部ウェビナー「ヨーロッパとオランダにおける代替タンパク質の機会」で研究の発表を行いました。

pagetop