ニュースリリース

2019年7月5日

農林中央金庫

（ＪＡバンク中央本部）

信農連の2018年度決算状況（速報）について

　全国32信農連ベースの決算状況についてお知らせいたします。

１　損益状況

　2018年度は、市場金利の低下に伴い有価証券利息や貸出金利息が減少したこと等から経常利益は1,569億円（前年比△60億円）、当期剰余金は1,287億円（前年比△72億円）となりました。

２　資金動向

　貯金残高は67兆4,351億円（前年比＋1兆3,661億円）となりました。

　また、貸出金残高は7兆8,111億円（前年比＋3,284億円）、有価証券残高は19兆7,995億円（前年比＋5,601億円）、預け金残高は43兆9,729億円（前年比＋8,263億円）となりました。

　以上より、総資産額（債務保証相当額を除く）は76兆575億円（前年比＋2兆5,441億円）となりました。

　なお、調達・運用資金利ざやは、前年比0.02ポイント低下の0.16％となりました。

３　自己資本比率

　自己資本比率はバーゼルⅢ経過措置満了に伴うリスクウェイトの引上げ等によりリスクアセットが増加したこと等から、前年比2.3ポイント低下の15.6％（全県域の加重平均）となりました。

４　リスク管理債権

　リスク管理債権は642億円（前年比△23億円）となり、貸出金残高に占める割合は前年比0.1ポイント低下し0.8％となりました。

５　ＪＡの資金動向

　全国47県域のＪＡの貯金残高は、103兆2,245億円（前年比＋1兆9,185億円、＋1.9％）となりました。

　また、貸出金残高は20兆7,386億円（前年比＋2,818億円）、有価証券残高は3兆9,370億円（前年比＋162億円）、系統預け金残高は78兆3,492億円（前年比＋1兆9,407億円）となりました。

６　2019年度見通し

　金融市場の動向には留意が必要ですが、2019年度についても引き続き安定した収益が確保される見通しです。

以 上