ニュースリリース

福島県富岡町の「麓山神社」・「富岡復興メガソーラー・SAKURA」への木製品寄贈について

平成30年4月20日

双葉地方森林組合

農林中央金庫福島支店

福島県富岡町の「麓山神社」・「富岡復興メガソーラー・SAKURA」への

木製品寄贈について

 農林中央金庫は、東日本大震災による農林水産業への甚大な被害を踏まえ、平成23年に「復興支援プログラム」を創設し、森林・林業の分野においては、平成24年度より森林組合系統と連携した被災地への木製品寄贈の取組みを実施しています。

 今回、復興支援プログラムの一環として、双葉地方森林組合・農林中央金庫が連携し、富岡町の復興を後押しすべく、町内の「麓山神社」へ木製ベンチを、「富岡復興メガソーラー・SAKURA」へ木製のあずまや・羊小屋・木柵をそれぞれ寄贈いたしましたのでお知らせします。

 富岡町は、東日本大震災により津波被害を受けるとともに、原発事故の影響により町内全域が避難指示区域に指定され、町民は避難を余儀なくされました。その後、平成29年4月に帰還困難区域を除いて避難指示が解除され、町民の帰還が始まっており、町は「富岡町災害復興計画」に基づきながら、町内の生活インフラ整備をはじめとする復興の取組みを進めています。

 今回の寄贈先である麓山神社は約400年の歴史・伝統がある「麓山の火祭り」で知られており、震災前は地元住民のみならず、町内外からも多くの観光客が訪れていました。震災の影響により祭りは中断されていますが、町や町民が一体となって再開に向けた取組みを進めており、祭りの再開と合わせ、当神社が再び町のシンボルになることが期待されています。

 「富岡復興メガソーラー・SAKURA」は大規模太陽光発電所として、再生可能エネルギー活用の面から町の復興を後押しする施設であることに加え、敷地内に再生可能エネルギーに関する学習施設や小動物とのふれあいコーナーを設けており、地元住民のコミュニティ拠点としての機能も担う施設となっています。なお、今回当施設へ寄贈するあずまや・羊小屋・木柵については、地元住民や県内の学生、ボランティア等の協力により組み立てていただき、地元住民参加による復興の取組みに活用していただくこととしています。

 当組合と当金庫は、これらの施設が木の香りや温もりも感じられる「憩いの場」となるよう、本件寄贈を通じて設備充実を図り、地元住民にとっての豊かな町づくりや当町の復興へ貢献していきます。

 当金庫では、引き続き「復興支援プログラム」を通じて、被災された農林水産業者の復興支援を継続してまいります。

以 上

【本件に関するお問い合わせ先】
双葉地方森林組合(秋元)TEL:0247-73-8070
農林中央金庫 福島支店(小野田、水元)TEL:024-552-5692

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