ニュースリリース

伊達物産株式会社の葛尾村における養鶏事業開始の支援について

平成30年10月19日

農林中央金庫 福島支店

伊達物産株式会社の葛尾村における養鶏事業開始の支援について

 農林中央金庫では、福島県伊達市の伊達物産株式会社(以下「当社」という。)に対して、葛尾村における養鶏業再興に向けた直営農場新設資金として東日本大震災復興ローンを融資いたしましたので、お知らせします。

 当金庫は、東日本大震災による農林水産業への甚大な被害を踏まえ、平成23年に「東日本大震災復興支援プログラム」を創設し、その一環として、地域を代表する復興プロジェクトを後押しするための長期低利融資制度「東日本大震災復興ローン」による支援を行ってまいりました。

 当社は、銘柄鶏「伊達鶏」等のブロイラー生産・加工・販売を営む県内有数の法人です。今回、東日本大震災および原発事故の影響が今なお残る葛尾村に直営農場「かつらお農場」を新設しました。葛尾村は、震災後に村内の養鶏農家4戸すべてが廃業を強いられ、養鶏業の存続が危ぶまれていた地域です。平成28年6月に帰還困難区域を除く地域で避難指示が解除され、村民の帰還が徐々に進むなか、当社は同村に直営農場を新設することで、村の養鶏業再興および帰還村民の雇用創出を目指しています。

 「かつらお農場」では、廃業した農家の養鶏場跡地に鶏舎3棟を建設し、10月25日から3回に分けて計4万7千羽の入雛を予定しています。今後、年間22万3千羽の生産を計画し、従業員3名の雇用を予定しています。

 当金庫は、当社の取組みが福島県の養鶏業振興に寄与するだけでなく、被災地の復興・雇用創出につながるものであることから、当社に対して本農場建設資金として同資金100百万円を融資し(平成30年7月)、本件の実現を支援いたしました。当社は更なる直営農場の建設も予定しており、今後ともサポートを継続してまいります。

 当金庫は、引き続き「東日本大震災復興支援プログラム」を通じて、東日本大震災からの復興や地域農業の振興に向けた取り組みを支援してまいります。

以 上

【本件に関するお問い合わせ先】
農林中央金庫福島支店(岸田、戸嶋)TEL:024-552-5692

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