ニュースリリース

平成30年6月11日

双葉地方森林組合

農林中央金庫福島支店

「葛尾村復興交流館」（福島県葛尾村）への木製品寄贈について

　農林中央金庫は、東日本大震災による農林水産業への甚大な被害を踏まえ、平成23年に「復興支援プログラム」を創設し、森林・林業の分野においては、平成24年度より森林組合系統と連携した被災地への木製品寄贈の取組みを実施しています。

　今回、復興支援プログラムの一環として、双葉地方森林組合・農林中央金庫が連携し、葛尾村の復興を後押しすべく「葛尾村復興交流館」へ県産材を活用したモジュールテーブル・ソファシェルフ・ベンチ・舞台茶屋ユニットを寄贈いたしましたのでお知らせいたします。

　葛尾村は、東日本大震災および原発事故の発生により村内全域が避難指示区域に指定され、全村民が避難生活を余儀なくされてきました。震災後、避難指示解除に向けた取組みを進めてきた結果、平成28年6月に帰還困難区域を除く地域で避難指示が解除され、住民の方々の帰還が始まっています。

　村では「葛尾村中心拠点等整備計画」に基づき、住民の帰還に合わせた生活インフラ整備を進めており、その一環として「葛尾村復興交流館」を整備しました。当施設は、村内外の人々の交流をテーマに、村の復興シンボル施設として、地域の情報発信や各種イベント開催等を通じた、利用者同士の交流促進の場としての役割発揮が期待されています。また、施設内には放射線検査室も設置されており、地元農畜産物の検査を日常的に行うことで安心・安全を証明し当村の風評払拭に繋げていく役割も担っています。

　当組合と当金庫は、当該施設が木の香りや温もりも感じられる憩いの場となるよう、本件寄贈を通じて設備充実を図り、地元住民にとっての豊かなまちづくりや当村の復興・生活環境改善に貢献していきます。

　当金庫では引き続き「復興支援プログラム」を通じて、被災された農林水産業者の復興支援を継続してまいります。

以　上