ニュースリリース

福島県南相馬市の公共施設への木製品寄贈について

平成30年3月22日

相馬地方森林組合

農林中央金庫福島支店

福島県南相馬市の公共施設への木製品寄贈について

 農林中央金庫は、東日本大震災による農林水産業への甚大な被害を踏まえ、平成23年に「復興支援プログラム」を創設し、森林・林業の分野においては、平成24年度より森林組合系統と連携した被災地への木製品寄贈の取組みを実施しています。

 今回、復興支援プログラムの一環として、相馬地方森林組合と農林中央金庫が連携し、南相馬市の復興を後押しすべく、当市内の公共施設5か所(鹿島・太田・大甕生涯学習センター、小高西部・小高中部運動場)へ木製ベンチ、木製テーブル、木製本棚等を寄贈しましたのでお知らせします。

 南相馬市は、東日本大震災により沿岸部で甚大な津波被害を受けるとともに、原発事故の影響により当市小高区をはじめとした一部地域は避難区域に指定されました。一連の災害により、多くの市民は避難を余儀なくされましたが、平成28年7月に帰還困難区域を除いて避難指示が解除され、現在帰還が進んでいます。

 そのようななか、当市は「南相馬市復興ビジョン」に基づきながら、継続的に復興の取組みを進めてきました。今回、当組合と当金庫は地元住民の生活環境改善の面から当市の地域復興を後押しするため、上記公共施設へ木製品を寄贈しました。

 寄贈先の鹿島・太田・大甕生涯学習センターは地元住民の会合や図書の閲覧等で利用されるとともに、子どもたちの遊び場にもなっており、人々の交流拠点施設として大きな役割を担っています。また小高区に位置する西部・中部運動場は、避難指示解除を機に帰還した地元住民のレクリエーション活動拠点として地域振興・地域復興に貢献しています。

 本件寄贈を通じて、生涯学習センターや各運動場の設備充実が図られるとともに、木の香りや温もりも感じられる「憩いの場」となることで、これらの施設が地元住民にとっての豊かな生活環境づくりに一層役立つことを期待しています。

 当金庫では、引き続き「復興支援プログラム」を通じて、被災された農林水産業者の復興支援を継続してまいります。

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
相馬地方森林組合(鎌田)TEL:0244-22-0831
農林中央金庫 福島支店(小野田、水元)TEL:024-552-5692

pagetop