ニュースリリース

「福島県59市町村"樹の森" づくりプロジェクト」(連携協力協定に基づく復興支援プロジェクト第四弾)の実施について

平成30年5月21日

(公社)福島県森林・林業・緑化協会

福島県森林組合連合会

農林中央金庫福島支店

「福島県59市町村"樹の森" づくりプロジェクト」

(連携協力協定に基づく復興支援プロジェクト第四弾)の実施について

 公益社団法人福島県森林・林業・緑化協会(以下「緑化協会」という。)、福島県森林組合連合会(以下「県森連」という。)、農林中央金庫(以下「農林中金」という。)は、森林・林業の振興や緑化推進の面から復興支援をより一層効果的に行っていくために、平成28年12月15日に連携協力協定を締結いたしました。

 本協定に基づく個別プロジェクトの第四弾として、福島民報社(以下「民報社」という。)および福島県農林種苗農業協同組合(以下「県苗協」という。)とも連携し、「福島県59市町村樹の森づくりプロジェクト実行委員会」を立ち上げ、この度「ふくしま県民の森(フォレストパークあだたら)」の敷地内に「福島県59市町村"樹の森"」(記念林スペース)を造成・設置いたしましたので、お知らせいたします。

 福島県においては、震災から7年が経過し、帰還困難区域を除いて避難指示の解除が進んでおりますが、未だに多くの県民が避難生活を余儀なくされ、原発事故に対する県外からのマイナスイメージも払拭されていない状況にあります。そのような中、福島県では、平成30年6月10日に震災復興を重要テーマとした第69回全国植樹祭の開催が予定されており、県民一丸となって目下様々な取組みを進めています。

 同プロジェクトは、民報社が平成28年度より県内59市町村で実施してきた植樹プロジェクトである「ふるさと大好き 59市町村応援プロジェクト」の集大成にも位置づけられています。第69回全国植樹祭開催を一つの機会として、県民が一丸となって緑豊かなふるさと再生に取り組んでいる姿を全国に広く発信することにより、県民の方々が安心して豊かに暮らせる生活環境の整備や福島県に対するマイナスイメージ等の払拭に繋げていくことを目的としています。

 この"樹の森"は、約5.5アールの敷地に福島県と県内59市町村がそれぞれ制定している25種類の「木」を植樹した記念林スペースとなっています。敷地内には遊歩道とそれぞれの樹名板が設置されており、訪れた地元住民・県内外の人々が市町村の「木」への理解を深めながら楽しむことができ、福島県の良さを感じることができると考えています。

 同プロジェクトにおいて、緑化協会は現地の造成費用を負担し、福島民報社は樹名板等を、県苗協は各市町村の苗木をそれぞれ寄贈します。また、農林中金と県森連は、農林中金の「復興支援プログラム」を活用のうえ県内の田村森林組合の協力を受けて、県産材を活用した木製標示板や木製杭柵等の資材を寄贈します。

 今後とも、農林中金、県森連、緑化協会の三者は、本協定に基づき、県民が安心して豊かに暮らせるふるさとの環境整備の加速化に向け、森林・林業等の個別支援プロジェクトに取り組んでまいります。

以 上

【本件に関するお問い合わせ先】
(公社)福島県森林・林業・緑化協会(渡邉、堀江)TEL:024‐524-1480、024‐563-3585
福島県森林組合連合会(松本、遠藤、安藤)TEL:024‐523‐0255
農林中央金庫 福島支店(岸田、水元)TEL:024-552-5692
福島民報社 企画推進部(長谷川)TEL:024‐531‐4161
福島県農林種苗農業協同組合(渡辺)TEL:024‐523‐5294

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