ニュースリリース

北米における鉄道貨車リース事業について~三井物産が100%出資する鉄道貨車リース会社に、JA三井リース・農林中央金庫が出資参画することで合意~

平成27年3月30日
三井物産株式会社
JA三井リース株式会社
農林中央金庫

  三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)、JA三井リース株式会社(本社:東京都品川区、社長:安田義則、以下「JAML」)及び農林中央金庫(本店:東京都千代田区、理事長:河野良雄、以下「農林中金」)は、三井物産が100%出資する北米の鉄道貨車リース会社、Mitsui Rail Capital, LLC(本社:米国イリノイ州シカゴ、以下「MRC」)にJAMLと農林中金が米国に設立するJAML MRC Holding, Inc.(以下「JMRCH」)を通じて出資参画することで合意しました。出資参画後の出資比率は三井物産50%,JMRCH50%となります。

  MRCは、北米・欧州・ブラジル・ロシア世界四拠点で展開される三井物産の鉄道車両リース事業の起点となった会社であり、北米の鉄道会社や電力会社、鉱物資源会社等の荷主向けに約8,300両(約4億米ドル)の鉄道貨車をリースしています。同社は、今回JAMLと農林中金の出資参画を得ることで、資産規模の倍増を計画しています。

  北米の貨車鉄道は、北米経済を支える中長距離・大量輸送の基幹インフラとしての役割を果たしており、中短距離・小口を強みとするトラック輸送と補完・共存し合う形で、貨物鉄道輸送量は継続的に拡大しています。さらに近年ではシェールガス・オイル関連分野での需要によって、その存在感が一層高まっています。北米地域の鉄道貨車リース事業はこうした堅調な貨物鉄道輸送の需要を背景に安定的な成長が見込まれています。

  今後,三井物産、JAML、農林中金は、MRCの事業規模拡大とポートフォリオの良質化を通じた企業価値の向上を図るとともに、北米地域に於けるロジスティクスの発展、効率化に貢献すべく努めていきます。

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
農林中央金庫 広報企画室(野田,三上)
Tel: 03-5222-2017

pagetop