ニュースリリース

農山漁村再エネファンドにかかる投資決定について

平成26年10月31日

農林水産業協同投資株式会社
農林中央金庫
全国共済農業協同組合連合会

 農林中央金庫および全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)は、農山漁村における地域活性化に資する再生可能エネルギー事業の立ち上げを支援するため、農山漁村再エネファンドを組成し、農林水産業協同投資株式会社による運営を開始しています。
 本ファンドの第1号、2号案件として、下記の事業体への投資を決定しましたので、お知らせいたします。
 今後も本ファンドの活用を通じ、地域循環型社会の確立に向け、地域の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー推進に取り組んでまいります。

1 株式会社JAアグリはくいへの出資 ~第1号案件~
(1)案件概要
 本件は、農産物を原料とする食料品の製造・販売、農作業の受託および新規就農者の研修等を行う株式会社JAアグリはくいに対する200百万円の出資案件。農山漁村再エネファンドの他、既存株主であるJAはくいからの追加出資および羽咋市からの出資も行われる。
 当社は、石川県が行う耕作放棄地再生事業によって圃場整備される農地において営農事業を担うとともに、対象地区内に太陽光発電設備(設備容量1,999kW)を併設することを計画。これにより、太陽光発電事業による安定的な収益を下支えに、地域農業の発展、環境保全および売電利益の地元還元が実現する見込み。

(2)当社概要
 社名     株式会社JAアグリはくい(代表者:中村 清長)
 所在地    石川県羽咋市
 設立月      平成22年4月
 事業内容  農産物を原材料とする食料品の製造・販売、農作業の受託、新規就農者等の研修・育成 
 資 本 金  495百万円(増資後)

2 三重エネウッド株式会社への出資 ~第2号案件~
(1) 案件概要
 本件は、三重県松阪市の地元林業関係者を中心に設立された三重エネウッド株式会社に対する115百万円の出資案件。当社は三重県、松阪市、森林組合、大口林家、地元金融機関等と連携し、地域の未利用材を燃料とした、出力5,800kW規模の木質バイオマス発電事業を行う。
 本事業はこれまで利用されてこなかった間伐材を燃料として年間約7万トン購入することで、県内林業の活性化と山林保全に貢献するとともに、新たに見込まれる約85名の雇用創出を通じて、地域経済の活性化に寄与することが期待される。
木質バイオマス発電所の営業運転開始は、平成26年11月1日を予定。

(2)当社概要
 社名     三重エネウッド株式会社(代表者:綾野 寿昭)
 所在地    三重県松阪市
 設立月   平成24年12月
 事業内容 未利用間伐材を原料とした木質バイオマス発電事業
 資本金   230百万円(増資後)

以  上

【本件に関するお問い合わせ先】
農林中央金庫 広報企画室 野田・内田 (Tel:03-5222-2019)

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