農林中央金庫とは(FAQs)

Q1.農林中央金庫とは、どの様な金融機関ですか。
A1.

農林中央金庫は、JA(農協)、JF(漁協)、JForest(森組)などの農林水産業者の協同組織により設立された金融機関です。「農林中央金庫法」を根拠法とする民間金融機関として、会員のみなさまへの金融サービスの提供を通じ、農林水産業の発展に寄与し、もって国民経済の発展に資するという重要な社会的役割を担っています。

Q2.そもそも、協同組織とはどの様な組織ですか。
A2.

協同組織は、「一人は万人のために、万人は一人のために」を合言葉に設立された組織で、地域社会に根差し、人々による助け合いを促進することで生活を安定化させ、地域社会を活性化させる役割を担っています。その役割は、人々の暮らしに関係するさまざまな分野で発揮されています。
その中で、私たち農林水産業者の協同組織は、貯金や貸出などの金融業務を行う「信用事業」のほか、農林水産業者に対する事業面・生活面での指導を行う「指導事業」、農林水産物の販売や生産資材の購買などを行う「経済事業」、万一の時の備えとなる生命共済や自動車共済などを扱う「共済事業」など、幅広い事業を行っています。

Q3.系統組織における農林中央金庫の役割を教えてください。
A3.

JA(農協)・JF(漁協)・JForest(森組)などからの出資およびJAバンク・JFマリンバンクの安定的な資金調達基盤を背景に、会員のみなさまや農林水産業者、農林水産業に関連する企業などへの貸出を行うとともに、国内外で多様な投融資を行い資金の効率的運用を図り、会員のみなさまへの安定的な収益還元に努めています。

Q4.農林中央金庫が行う主な業務を教えてください。
A4.
【農業の成長産業化に向けた取組み】
当金庫は、会員および農林水産業への貢献を第一に、協同組織中央機関としての一層の機能発揮のための取組みを展開しています。平成28年度からの中期経営計画に掲げる食農ビジネスの実践に向け、農林水産業の成長産業化に資する金融・非金融両面での多様な施策に取り組んでいます。
詳しくは「農林水産業の成長産業化に向けた取組みに関する情報」をご覧ください。
【有価証券運用】
当金庫は,国内最大規模の金融機関の一つであると同時に,国内有数の機関投資家としての側面も持っています。市場運用資産の残高は,約61兆円にのぼり,当金庫の総資産のなかで大きなウエイトを占める重要な運用資産となっています。
当金庫の有価証券運用における基本コンセプトは,「国際分散投資」です。その狙いは,リスク・リターン特性の異なる複数の資産に分散投資することで,金利上昇局面,株価下落局面など,各局面の単年度でのリスクを最小に抑えつつ,中長期的に高いリターンを目指すことです。地域別では,日本・米国・欧州・その他の地域,資産別では,債券・株式・クレジット・オルタナティブ資産といった切り口を軸として多面的な分析を行い,局面に応じた機動的な資産配分の見直しを行っています。
また,投資収益の追求にあたっては,ファンドによる運用も活用しています。なお,運用委託にあたっては,委託先の運用体制・コンプライアンス体制,運用哲学・戦略,運用成績などの綿密な調査や,運用委託後の定量・定性面でのモニタリングを実施し,委託継続の可否についての検証を常時組織的に行っています。

市場運用資産の残高推移、市場運用資産の状況

【貸出等業務】

当金庫の貸出業務は、大きく分けて系統向けの貸出と法人向けの貸出から成り立っています。
まず、農林水産業のメインバンクとして、系統独自の融資制度等を備え、農林水産業の担い手の育成や環境保全型農業の振興を図るなど、わが国の農林水産業と系統団体の発展を金融面から支援しています。
農林水産業の担い手に対する金融面等の窓口としては、系統団体(JA(農協)、JF(漁協)、JForest(森組)および連合会等)が中心となって取り組んでいますが、当金庫は、大規模な担い手・系統団体等向けの金融対応等を中心に行っています。このような系統向けの貸出業務は、農林水産業の発展に直結し、当金庫の創立以来、業務の根幹として位置付けています。
法人向けの貸出につきましては、食品産業をはじめ、紙・パルプ製造業、農林水産物の生産資材を製造する化学・機械製造業、農林水産物の流通を担う商社、スーパー、外食産業などのように直接農林水産業に関連する事業を営む法人はもとより、リース・クレジット、情報・通信、不動産、サービス業などあらゆる分野にわたっています。
さらに、お客さまの海外進出、M&A資金などに対しては、外貨調達力を活かし、ニューヨーク・ロンドン・シンガポールの海外3支店と国内店が連携して、積極的な対応を行っています。
また、金融サービス以外でも、第一次産業と第二次・第三次産業の「パイプ役」として、双方のニーズをつなぐ「ビジネスマッチング」の他、農業所得増大・地域活性化応援プログラムを活用したグローバルな食市場獲得応援、付加価値向上応援、担い手の規模拡大等効率化応援事業等、非金融面での様々な取組みを行っています。

【預金業務】

■当金庫の預金の特色

当金庫の預金の大部分は、会員のみなさまからの預金で占められています。また、その他の預金も農林水産業に関連する企業や地方公共団体などの非営利法人からのものがほとんどです。これは、当金庫が農林水産業の協同組合の全国金融機関であるという性格によるものです。

■JAバンク・JFマリンバンク会員からの預金

JA(農協)やJF(漁協)が組合員や地域のみなさまからお預かりした貯金は、組合員や地域のみなさま・企業・地方公共団体などに融資され、余裕資金が都道府県段階のJA信農連・JF信漁連に預けられます。これらの資金は、JA信農連・JF信漁連により農業・漁業団体,農業・漁業に関連する企業、地方公共団体などに融資され、余裕資金が当金庫へ預けられます。
当金庫では、系統信用事業の全国機関として、こうして預けられた安定した資金を集中運用しています。
なお、JA(農協)・JF(漁協)・JA信農連・JF信漁連・当金庫では、組合員や地域のみなさまの大切な預貯金を安心してお預けいただくために、国の公的な制度である農水産業協同組合貯金保険制度に加入しています。

【農林債業務】

当金庫は、資金調達のために、「農林中央金庫法」に基づいて農林債の発行が認められています。主に機関投資家向けに募集の方法により発行する利付農林債(5年)と財形債を定例発行しています。
農林債の発行残高は、3兆1,330億円(平成27年度末現在)となっており、調達した資金は農林水産業、農林水産業関連企業への融資などに活用されています。

【決済業務】

JA(農協)・JA信農連・JF(漁協)・JF信漁連および当金庫を構成メンバーとする系統金融機関が共同で運営を行っている「系統決済データ通信システム」を中核に各県を結び、全国約8,200店舗(平成28年3月末現在)を網羅する民間金融機関最大級のネットワークを実現しています。

■系統の特性を活かした内国為替業務

当金庫は、農林水産業の協同組合の全国機関として系統全体の決済業務機能の拡充に力を注いできました。なかでも内国為替業務は、消費地と生産地を結ぶ農林水産物の販売代金の決済を行うなど重要な機能を担っており、全国にきめ細かい店舗網を持つ系統の特性を活かして、「全国銀行データ通信システム」を通じ、全国銀行内国為替制度に加盟している銀行などとの内国為替取引を行っています。

■CD・ATMのネットワーク

系統金融機関は、「全国農協貯金ネットサービス」、「全国漁協貯金ネットサービス」により、全国規模のCD・ATMネットワークを構築しているほか、業態間のCD・ATMオンライン提携システムであるMICS(全国キャッシュサービス)に加盟し、民間金融機関7業態(都市銀行・地方銀行・信託銀行・第二地銀協加盟行・信用金庫・信用組合・労働金庫)とのCD・ATMオンライン提携を実施しています。これにより、利用者は全国の系統金融機関はもとより、ほかのほとんどの金融機関のCD・ATMを利用した貯金の引出し、残高照会などが可能となっています。また、ゆうちょ銀行のほか、コンビニATMとの提携サービスを拡大し、提携ATMを含めた平日日中無料での利用可能ATM台数は業界トップクラスとなっています。

■口座振込・振替業務

給与・年金などの口座振込、公共料金などの口座振替業務については、「系統決済データ通信システム」とJA(農協)・JF(漁協)各々の全国統一システムとの連携により、大量の各種口座振込・口座振替データを迅速に処理しているほか、「全国銀行データ通信システム」と接続し、ほかの金融機関とも給与振込などのデータ授受を行っています。

■国内外取引先などとのネットワーク

当金庫は、系統の決済ネットワークのほか、総合オンラインシステムを中心にお取引先などとのネットワークを形成しています。系統団体などのお取引先に対するファームバンキングによる振込サービスなどの提供、本店・海外支店と海外金融機関との決済におけるSWIFT(国際銀行間データ通信システム)の利用なども行っており、多様化・高度化する業務に対応しています。

Q5.農林中央金庫と、JAバンク・JFマリンバンクとの関係を教えてください。
A5.

「JAバンク」は、JAバンク会員であるJA(農協)、JA信農連、農林中央金庫にて構成する、実質的にひとつの金融機関として機能するグループの名称です。
詳しくは、当金庫ディスクロージャー誌、JAバンクホームページをご覧ください。

「JFマリンバンク」は、JFマリンバンク会員である貯金・貸出などの金融事業を営むJF(漁協)、JF信漁連、農林中央金庫および、JF全漁連が運営する全国ネットの金融グループの名称です。
詳しくは、当金庫ディスクロージャー誌、JFマリンバンクホームページをご覧ください。

Q6.個人ですが、取引はできますか。
A6.

現在、個人のお客さま向けの農林債発行、新規の投信口座開設は承っておりません。個人のお客さま向けの各種取引につきましては、JAバンクホームページ、JFマリンバンクホームページをご覧ください。

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